作品タイトルについて
上記に記入したように、最初の放映タイトルは「宇宙猿人ゴリ」しかし、視聴者より悪役がタイトルなのは、おかしいという声もあり次々と作品名を変えていった。スペクトルマンの人気にもよるものなのだろうけど、出来れば最初に企画した方針で宇宙猿人ゴリの観点で作品を作っていけば、もう少し変わったゴリが見れたかもしれない。
スペクトルマン
ネヴュラ71遊星から地球防衛のために派遣されたサイボーグ戦士。
左は最もポピュラーな変身パターン、ネヴュラより「スペクトルマンニツグヘンシンセヨ」という命令を受けて、
「了解!」で変身をする。
初期の変身は、右手を上げたり、両手を上げたり忙しい変身だった。旧オープニングでも使われている。
初期の戦いで敗れたスペクトルマンはラーにマスクを奪われてしまうシーンがある。
それって本当は巨大な蒲生譲二が本当は戦っているのか?不気味である。
おくゆかしきスペクトルマン
スペクトルマンは実におくゆかしい!それは第1話の事である、ヘドロンと戦うスペクトルマン。
そうだ!彼は人間と等身大のまま戦うのだ!第3話で出てくる怪獣ミドロンにも等身大で立ち向う。
もちろん視聴者は、スペクトルマンは等身大のヒーローだと思っていたが、第4話でいきなり巨大化?
今までの戦いはどうして大きくなって戦わなかったのだ!と言いたいが答えはひとつ、スペクトルマンはおくゆかしかったのだ!だが、その答えはそれだけではない!
スペクトルマン最強ヒーロー説
スペクトルマンの身長をご存知であろうか?通常の戦いでは48mで戦っているのだが、彼にはすさまじい能力があった。それは身長0〜無限大なのだ!
この無限大がすごい!どんな怪獣も簡単に踏みつける事が出来るではないか!また、最小が0なのだ!
0と言う事はこの世に存在しなくなってしまう、たとえばスペクトルマンが最小に小さくなって怪獣の体に入り中で無限大に大きくなればどんな怪獣もいちころだ!なのに何故スペクトルマンはあんなにも苦戦するのか?
彼は最強である為、わざと無限巨大化せず、怪獣と苦戦しながらも戦う怪獣の大きさに合わせて戦う!
実にいい奴なのである。 他のヒーローは自分の強さを見せ付けるが、彼は決してそんな事はしない、怪獣のレベルにあわせてぎりぎりのところで勝つ!そして、今日も彼は地面にうずくまる。(涙・・・・;
スペクトルマンの飛行能力
マッハ8で空を飛ぶ、その飛びかたは腕を軽く曲げ、ひざも少し曲げ、とてもマッハ8で飛べそうにない。
本当のところ、飛び人形が悪いのだが、せっかく作品を作るのだから飛び人形位、顔をしっかり作ってもらいたかった、シングルレコードのジャケットにはそんなスペクトルマンの飛び人形がバーンと一面に使われていたが自信があったのでしょうか?(ウルトラシリーズと比べると少し貧弱に感じてしまう・・・予算の関係なのかもしれません、怪獣の造型は高山良策さんだし・・・)
スペクトルマンの必殺技!
スペクトルフラッシュ:スペクトルマン最大の必殺技 手の先より発せられる光線、大量にエネルギーを消費するため戦いの中で1度しか使えない。
ネヴュラスライス:手袋の中に隠されているアタッチメントを刀にして怪獣を切り裂く。
スペクトルカッター:ベルトのバックルから取り出す七色の手裏剣、命中すると爆発する。
※スペクトルフラッシュはピープロ得意の作画合成、しかし、マグマ大使のようなスピーディな表現ではなく、光線も貧相で安っぽい作りになってしまった。 スペクトルカッターに関してはもう絶句!まるで面子をばらまく子供のようだ、それもスペクトルマンのOPに使っているので何度も見せられて・・・・・キビシイッス!
スペクトルフラッシュを使って倒れ込むスペクトルマン、力を使い切って動けないようだ。
が、しかし、蒲生譲二に戻った瞬間!今までの疲れがうそのように元気になる、ウルトラセブンあたりはセブンが倒れた後、ダンも苦しそうだがスペクトルマンはちょっと違っていた。
なお、スペクトルマンの中に入っているのはウルトラセブンの中に入っていた俳優、上西弘次氏だ。構え等ポーズは似ているもののなんとなく動きが悪いのはどうしてなのだろう?
※初期のオープニングタイトルに ラー????となっているのは上西弘次氏がWキャスティングをしていたためスペクトルマンと名前がダブってしまうためと推察される。
※雑誌連載は秋田書店の冒険王 漫画は一峰大ニ氏が書いていた。(単行本は結構高値で売買されている。)
怪獣Gメン
公害Gメンは公害を調査し原因究明を担当していたが、度重なるゴリの怪獣事件の遭遇した経験を生かしてだい38話より怪獣Gメンとなる。
公害Gメン時にはユニホームは無いが、怪獣Gメンになってからは、作業服のようなユニホームに普通のヘルメット女性隊員はパトライトの付いた超かっこいい????ヘルメットを着用する。
基本的にメンバーは変わらないが、女性隊員だけが変わっていく。
乗り物は普通のジープと専用ヘリ「ボントトエルカ」がある。すごいネーミング!反対から読むと・・・
倉田室長約は大平透氏、すなわち素顔のゴアである。妻と子供がいるが子供の名前は、まもるである?
なにか意味があって付けたのか?
(初代女性隊員、遠藤理恵とスペクトルマン、蒲生譲二)
主題歌等の作曲はウルトラQ,ウルトラマンの宮内国郎先生、したがってウルトラになんとなく似ている。
AKのスペクトルマンの思い出
「宇宙猿人ゴリ」を見たのは自分が小学校4年生の頃だった、当時はもっぱら駄菓子屋の5円ブロマイド収集に熱を上げていた。
駄菓子屋に行っては、5円引きのブロマイドと駄菓子を買ってかえり、汚らしいナイロン袋に大切にブロマイドを入れていた。
どこの親もそうかもしれないが、うちの親父は自分達が悪さをすると、決まって「こんなもの捨ててしまうぞ!」と言ってきた。
こんなものすなわちブロマイドである、本当に捨ててしまうなんてしないだろうと、思っていた所、本当に捨てられてしまい涙、涙、と言う記憶がある。そんなブロマイド収集の最後頃の作品がこのスペクトルマンあたりである。
何故最後かは、この後にライダーカードブームが来るからである。その事は以前に触れているので省略します。
それ以外の思い出として怪獣募集であった、宇宙猿人ゴリの連載されていた冒険王等で募集があり、自分も応募したが、かすりもしなかった。結果は第23、24話のクルマニクラスが選ばれた、冒険王でその事が結構大きく掲載されており、うらやましく思ったものだ、何が貰えたのかは忘れてしまったが、悔しさだけが残っている、・・・そのくやしさを忘れはしない・・・関係ないが、その当時怪獣募集があっちこっちであったようだ、ガメラシリーズのジャイガーの時も応募したし、シルバー仮面も応募した、なのにすべてハズレ才能なかったんですね!
宇宙猿人ゴリ グッズ (おもちゃ、レコード等)
宇宙猿人ゴリは、ピープロのマグマ大使に次ぐ代表作品であるが、全般的に製作費の関係と思われる作りの悪さが残念な作品である。
しかし、2話完結で進むドラマは、東映や円谷作品にない独特の世界観を作っており、ゴリとラーという2人で地球征服をしようとする姿が涙ぐましい。
現在DVDBOXが発売されているので、全話を視聴することが可能です。
気になった方はご覧下さい、決してテンポはよくありませんが、ヒーローのカッコよさよりも公害問題がピックアップされ、上司の命令に従わなければならないサラリーマン的なかわいそうなスペクトルマンを見ることが出来ます。
また、松田優作主演のTV映画「探偵物語」の中でスペクトルマンが「惑星からきた少年」の回で登場するのだが、なぜ東映の作品にスペクトルマンが選ばれたのか不思議なところである、なお今回の特集でスペクトルマンをかなり悪く書いてしまいましたが、実はこんなヒーローでもとっても好きなのである。
今でもスペクトルマンゴーゴーが流れてくると、とってもうれしい気持ちになるのはなぜなんだろう、そんな不思議な気持ちの作品です 。
|