仮面ライダー放映データー

原作/石森章太郎 制作/毎日放送・東映

毎日放送、NETテレビ系

毎週土曜日 午後7時30分〜8時

昭和46(1971)年4月3日〜昭和48(1973)年2月10日

全98話 放送形式/16oカラー 30分

キャスト/本郷 猛・藤岡 弘  一文字隼人・佐々木剛  立花藤兵衛・小林 昭司

滝和也・千葉治郎 緑川ルリ子・真樹千恵子 野原ひろみ・島田陽子 史郎・本田じょう

マリ・山本リンダユリ・沖わか子 ミチ・中島かつみ五郎・三浦康晴 エミ・高見エミリー

ヨッコ・中田喜子

ナレーター・中江 真司  ショッカーの声・納谷 悟朗 その他、


ストーリー
知能指数600、スポーツ万能、城北大学・生化学室きっての秀才、本郷猛は、オートバイレースの練習中に、悪の秘密結社ショッカーに拉致され、本人の意思に関係なく改造人間にされてしまう、脳改造直前に恩師、緑川博士に助けられた本郷猛は、唯一ショッカーに立ち向える、仮面ライダーとなった。
11体目の怪人トカゲロンと戦ったころ、もう一人の仮面ライダーが、生まれた、対仮面ライダー用に改造された一文字隼人であった。彼もまた、脳改造直前に、本郷ライダーによって救い出され仮面ライダー2号となった。
2号に、日本の守りを任せて1号ライダーは、ショッカーの別計画を追って日本を離れた。
ショッカーもゾル大佐、死神博士と大幹部を送り込むが、仮面ライダーの手によって尽く、作戦を打ち砕かれる。
ギルガラス戦を最後に、2号は南米のショッカーを潰すため、日本を離れる、交代に日本にはパワーアップした1号ライダーが、守りについた。
1号ライダーの活躍で、ショッカーも窮地に追い込まれ、ついにゲルダム団と併合しゲルショッカーを結成した。
6人のショッカーライダー等の強敵を送り込むゲルショッカーではあるが、ダブルライダーには、歯が立たず、ブラック将軍・ヒルカメレオンを倒し、ゲルショッカーの首領もダブルライダーに倒される。
解 説
怪奇とSF性を併せ持ったアクション活劇として制作されていたが、1クール撮影中に主役・藤岡弘の怪我というアクシデントにあい、急遽主役交代として2号ライダーが、登場する、新シリーズは、1号の時のような暗いイメージはなく、ライダーのカラーも明るいヒーロー色が強調された。変身ポーズも2号より採用され、様々な社会現象を引き起こす、きっかけとなっていく。

新1号編に、入ってからは、アクションもさることながら、ストーリー展開も魅力的になり、ライダーカードとストーリーが、同時進行するなど、当時の子供の心をぐっと引き付けた。
余 談 1
仮面ライダーが、2号編になったときの事である、丁度我が家にカラーテレビなるものが、やっと来たときであった、旧1号ライダーは、メタリックブルーにピンクの目であり、白黒テレビで見てもあまり違和感のあるものでは、なかった。しかし、2号は如何だったか?答えは、真っ黒の顔に真ん中の白い線、カッコよくなかった、という印象が、残っている。ほとんど、カラーで見ていたが、やはりその当時は、子供であり、チャンネル権は、親父にあった、そのため幾度かは、白黒テレビのカッコ悪い2号を見たのでした。
社会現象
カード欲しさにお菓子は、ポイ!」私が覚えている当時の、新聞の見出しです、カルビー製菓から発売された、仮面ライダースナックです。桜の形をした、のちに発売された、おさつスナックの原形です。
多くの方はまずい!と言われますが、個人的には、嫌いな味ではなかったと記憶しています。

このスナック1袋に1枚仮面ライダーカードが、付いていて、1から546番までの番号が付いていて当時の、男の子のほとんどが、カード集めに没頭していました。また、ラッキーカードが入っていたら、それを郵送することによって、カードアルバムがもらえました。
この、カード欲しさに、お菓子を買い、美味しくないので、お菓子は捨ててしまうという現象でした。

この頃からのおたくであった、私も、スナックを買いまくり、やはり、味に飽きて捨ててしまった張本人です。
その当時、友達にその事を、先生に密告されこっぴどく、怒られた思い出があります、ちなみに、ラッキーカードは、1箱(50袋)に1枚入っていました。

仮面ライダースナックの成功で、広島に本社のあったカルビー製菓は、東京に進出してしまいました。
のちに、ビックリマンチョコで、同じような現象がおきていましたが、ビックリマンチョコは、ライダースナックに比べると数十倍美味しかったと思います。
このようにして集めたカードも、今では、数十枚しか残っていないのが残念です。

ライダーカードと、並ぶもう一つの社会現象は、ライダーキックでした、
仮面ライダーの真似をして高い所から飛び降りたり、人を蹴飛ばしたりして怪我をする子供たちが、たくさんいたため、ドラマの中でライダーキックの危険性を語ったり、エンディングで、藤岡弘の「やあ!仮面ライダーの本郷猛です、君たちは高い所から飛び降りたり、人を蹴飛ばしたりしては、いけないよ大怪我をするといけないからね」というナレーションが、加えられた、とにかく当時は、仮面ライダー旋風が、吹き荒れていた。
主 題 歌
1話〜13話までのオープニングは、藤岡 弘氏の歌であるが、エンディングと14話からのオープニングは、「藤 浩一」が歌っている。
藤 浩一
本名:藤川正治 と言ってもピンときませんが、一番メジャーな名前は「およげ!たいやきくん」の子門真人と言う名前でしょう、
さて、アニメ&特撮の主題歌では、大変有名な、子門氏ですが、レコード会社等の関係で、子門氏の名前は色々あります、仮面ライダーの藤浩一、ジャンボーグA等の谷あきら、空手バカ一代では、なんと大安蓮と言う名前でした(ちなみに、「ひろあれん」と読むそうな)一般では、子門真人ですが、氏の声は独特の張りのある声で、他の誰も真似出来ないような力強さで見事にヒーローの歌を歌い上げていました。
主題歌「ライダーアクション」の謎
2番目の主題歌「ライダーアクション」作詞は、石森(石ノ森)章太郎先生である、歌詞の中に出てくる「ライダージェト」「ライダーカット」「ライダースクリュー」「ライダーラング」ってどんな技?
まさか、ライダースクリューって水中の中で、ライダーが、もがくように潜って泳ぐあの姿じゃないですよね?

造型的にライダーを見る

仮面ライダーファンの多くは、旧1号が、1番好きが多い、それは初期の暗い悲壮感さえ漂うストーリーもあるが、やはり仮面ライダー旧1号のデザインのカッコよさではないだろうか?
石ノ森章太郎先生のデザインを生かしつつ、立体的に再現した、エキスプロの素晴らしい造型だとおもいます。
配色も仮面ライダーの持つダーク系にまとめられ、孤独のヒーローにふさわしいカラーと言えます。
のちに登場するスカイライダーも旧1号のデザイン、カラーを持って登場しました。
スカイライダーも造型的に見てとてもカッコイイライダーです。(ストーリーを除けば)しかし、このライダーも、新1号同様のパワーアップで、カラーリングも、おもちゃ業界好みのカラーへと変わってしまいました。
やはり、ダークカラーは、一般受けしないのでしょうか?ブラックは、そのままでしたが…


平成ライダー
 仮面ライダークウガにより、ライダーシリーズは復活しました。
 しかし、昔のライダーフリークには受け入れにくいものも多くあり賛否両論だと思います。
確かに、仮面ライダーと言われているのにバイクにも乗る事の無いのはいかがなものかとは思いますが、ストーリーやアイデアは毎度試行錯誤させれていることが伺えます。    
ただ、現在はほとんどが、連続物でストーリーがダラダラと間延びするように感じるのは私だけでしょうか?
劇場版「仮面ライダーFIRST」は短時間の間に詰め込みすぎるた感じはありましたが、旧ライダーファンも楽しめた作品作りでした。
1話完結いいとはいえませんが1話にぎゅっと凝縮された話も私は好きなので、一度1話完結形式のライダーも新シリーズで見てみたい気がします


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