- ジャイアントロボ
- ジャイアントロボ(以下GR)は昭和42年の作品である。
- 同時期放映のウルトラセブン等に差別化をさせるため主人公をロボットにした。同じロボット物に鉄人28号があるが、それを超える特撮ロボット物をと言う企画からGRは誕生した。
- 再放送の王者GR
- GRの人気は本放送当時はそれほどのものではなかった、
- しかしGRは放映回数が26本と言う本数のために夏休み、冬休みに子供劇場、子供大会等のタイトルで何度も何度も再放送されていった。
- これはNET系で全国的に行われていたようで、最終回が丁度夏休みの終わりと決まっていたようなものだった。
- ちなみにGRとカップリングで放映されていたものは、魔法使いサリー、キングコング( 親指トム)といった作品であった。
このため現在の40代の人たちには強烈な思い出が植付けられているはずである。
- ジャイアントロボのボディーは何色?
- この質問にさっと答えられる人は、相当なマニアではないだろうか。
- カラーTVの余り普及していなかった当時、自分達が唯一、色を知ることが出来たのは駄菓子屋で売られていた5円引きのブロマイドであった。
- その印刷の色が同じ絵柄であっても違うのである。
グレーの物とグリーンの物があった。GRのブロマイドはよく色ずれしていたし中には白黒写真をカラー着色しているものもある。
- これでは当時正確な色が分るはずもない。東芝のレコードジャケットの写真も片面がグレーもう片面がグリーンなのである。
- 現在、資料やLDで色を見てみると初期の色は薄いグレー、次にグレー+グリーンに次はグレー+ブルーそして、最後が濃いグレーになっているように思われる。
これは、どの特撮でもいえる事だが、撮影ごとに、きぐるみの傷みを補修するためにボディを塗り替えていく時の塗料の違いが、色に出たのだと思う。
- またフィルムに焼き付けるときの状態でもかなり違った色に見えているようだ。
ジャイアントロボの必殺技
独特のアクションから繰り出すロケット弾はジャイアントロボの武器の中で最高にかっこいいぞ!
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メガトンパンチ
強力なGRのパンチ、メガトンという響きがなんとなく懐かしい。
他にも火炎放射、レーザー光線、メガトンキック等がある。
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- ジャイアントロボの音楽(BGM)
- GRの音楽は山下毅雄先生が担当していらっしゃる。
アニメでは旧ルパン三世をはじめ、スーパージェッター、ガンバの冒険等、多数作曲しておられ、中でも「大岡越前」は誰でもしっているメロディではないでしょうか。
山下先生の曲には必ずと言って良いほど口笛、スキャットをBGMに使われて、その美しいメロディは忘れる事が出来ない。
GRでは主題歌の力強いメロディと最終回に代表される美しい口笛のメロディで作品を盛り上げている。
- 現在はヤマタケマニアのアルバムも存在するくらいです。
- GRの造形について
- GRは最初、きぐるみが全てFRPで出来ていた。そのため普通の人では扱えない位の重さだったそうだ。
それが逆にロボットの重量感を感じせさた。後にボディもラテックス製(ゴム)のものも出来てすこしは軽くなったようではあるが、やはりかなりの重量だったようだ。
- 時々GRのボディが凹んでいるのは後者の方である。
GRは実に人間味のあるいい顔をしている、特に目の作り方が素晴らしい。
しかし、GRのおもちゃを作る方々にとっては難しいのか、あまり出来の良いものがなかった。
ソフトビニール人形もブルマァクのものなんかヒドイ顔をしていた。
出来がよくないといけないはずの、プラモデルもクラウンから出ていたが、これも納得のいかない作りになっていた。
- このGRよりマルイから出ていたGRの紛え品キングロボの方がかっこよかった。(こんな話誰が分るんだ)
- しかし、現在の技術は凄いものでこの難しいGRの顔も目も再現されているフィギアが多く存在します。
- トップの写真のフィギアも多少加工はしているものの見た目は本物そっくりです。
- ゾンビか?BF団
- BF団のメンバーは幹部をのぞいていつも同じメンバーだ。
- 4人位しかいないのに、なんど殺られても現れる、彼らはゾンビなのか?またはクローン人間で同じ顔の奴が何人もいるのだろうか?本当にこんなことがあったらBF団は恐いぞ。
- 余 談
- 放映当時、私は親父の壊れた時計の裏ブタを外しテープで止めてGRごっこをしていた。
- 身近にある腕時計で巨大なロボットを動かせるという設定が当時の私にはすごく夢をあたえてもらった。
- AKのGRお気に入りエピソード
- GRには怪獣、ロボットのメインの話とそうでない話がある。
- それは怪獣のぬいぐるみを作る予算節減のためなのか、シナリオライターがそうしたのかは、よくわからないが、私の気に入った話は大抵怪獣メインじゃない話なんですがみなさんはいかが?
1話「大海獣ダコラー」
GR誕生の話、ドクトル・ガルチュアは仮面ライダーでハイン・リッヒ博士として登場。
16話「怪ロボットGR2」
GR2号GR2こんなにカッコイイ敵が出てきたのはGR2が最初だろう、主役にもなれそうな位カッコイイ!
19話「アンドロメダ宇宙人メトロスリー」
謎の円盤が奥多摩山中に着陸、それを調べるためU3、U7は円盤へ・・そこには三つ目の宇宙人が乗っていた、そこで宇宙人メトロスリーは奇妙な薬を渡す。
「1口食べると地球人なら1週間はなにも食べなくても大丈夫ですよ、気分爽快ですよ。」
実はこの薬を食べると化石の様になってしまうのだが、この言い回しがとても当時気に入ってカプセルや小粒のお菓子などを食べる時、兄弟でこの真似をしていた。
GR2、2度目の登場、首を引っこ抜かれてしまう。
22話「殺人兵器カラミティ」
GRの性能をみたメルカ共和国大統領はGRに匹敵するロボットを建造するためGRの調査を始める、メルカ共和国はGRと同様の性能を持ち、しかも自動反射装置を装備していた。
しかし、カラミティは原因不明で動かなかった。BF団はスパーキーを使いカラミティを奪った。
GRはカラミティを探し出し破壊しようとするが、自動反射装置に大苦戦!
最後はスパーキーと共に爆発。
23話「宇宙妖怪博士ゲルマ」
草間大作の誕生日に父からのプレゼントが届く。
それは大作そっくりの?等身大の模型(どうみても発砲スチロールを削り出して作っているひどい作り)胸のボタンを押すと人造人間U7になる。
にせU7に腕時計を取られたユニコーンはGRの悪用を恐れGRの電子頭脳を外す、それに気付いたゲルマは幼稚園バスを人質として拉致する。
にせU7の命令で街を破壊するGRに涙を流しながら大作は叫ぶ「止めろ!ロボやめてくれ!」その時、奇跡は起こったGRの活動が止まった。
その隙をみてにせU7はユニコーンに溶かされ、ロボはゲルマを倒した。
*GRの電子頭脳を外すシーンがあるのだが、GRの頭脳は真空管?なのか????
25話「宇宙吸血鬼」
吉川隊員が死体で発見されたしかし、その死体には1敵の血液も残されていなかった。
U3とU7は調査のために現場へそこで吸血鬼になった少女に襲われた。町は皆、吸血鬼となっていた、
U6を人質にとり「ユニコーンを破壊しろ」とドラキュランは迫る。
大作は機転を利かしGRに暗号を送り「ユニコーン日本支部を破壊しろ」と命令する。
油断したドラキュランの前に大作の暗号電波をたどりGRが現れる、巨大化したドラキュランもGRのクロスファイヤーに敗れる。
*大作の暗号「イレイメナクキ」の反対が「命令聞くなロボ!」となぜ訳されるのか納得いかない。
26話「ギロチン最後の日」
ストーリーについては、上記と同じ(ストーリーの欄参照)なので省略。
小林稔侍さんがテロマンという役で出演、ガンモンスに吸い込まれる。
*朝、GRが再放送があった時どうしても最終回の最後までみたいが為に、遅刻をしていった記憶がある。
自分が小学生の時だった。
YOUTUBE ジャイアントロボムービー集
まとめ
- ジャイアントロボについて特集はいかがでしたか?、自分の好きなキャラクターの割にはエピソードがなかったり面白い内容にならなかったかもしれません。
- しかし、GRのオープニングの巨大感などは今見ても決して他の作品に引けを取らないし、GRのアクションが現在の巨大ロボットへの影響があったと思われます。
- 見たことのない方、是非一度GRの世界を覗いて見てください。
特撮を見れば今ではあまりにも見劣りがしますし低予算で製作されていたことがわかります。
- ただ、おもちゃメーカーなどに関与されず商品化さえもあまり考えていなかった時代に
- 当時の子供達に大きな夢を与えてくれたジャイアントロボ!
- いつの日かGRよ戻ってこい!AKのかなわぬ願いです。
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