5.死亡遊戯ラフカット
いよいよラフカット!前日深夜2時まで営業している「Bruce
Lee Cafe」に行ったため、極度の寝不足にもかかわらず眠気はゼロ。
さあ始まり始まり!
注)ラフカットという位ですから、映像の順番が明らかにおかしいところがあります。
(もう倒したはずなのに同じ相手の格闘シーンが入る等)。
これらは適宜順番を直して報告させていただきます。
また、AKさんのVer.3のような細かなカット割りごとのリンクや挿入が、まだなされていないため、映像の意味を理解しにくい
ところがあり、それは特にジャバール戦で顕著です。
これらは今までに明らかにされている情報や映像を元に、私たちの理解しているストーリーで仕立てています。
その他わかりやすさの点から階数の表示は日本式です。
2階が虎殿、3階が龍殿、4階が未知の殿堂、5階は「?」を意味しています。
●イノサント戦:虎殿 前回ツアー映像と同じく、イノサントのカリスティック(1本)のデモンストレーションから始まります。 陳元VSイノサントの映像はやはりなく、既に仰向けに陳元は倒れています。 ここのイノサントのカリの技が凄すぎです!ヌンチャクのように1本のカリを両手で受け渡したり回したり (背中に回すのもあった)、2本持って両方をグルグル回したり。 また、リーがヌンチャクをペロッと舐めてから頭上にかざすシーンがありますが、あれと同じようにカリ(1本)を頭上に かざすシーンもありました。 特にカッコよかったのはカリ(1本)をクルクル回し、低く腰を落とし、田俊にカリの先を向けてライフルを撃つような形でキメポーズ! 「カッコエエエ」と思わずつぶやいてしまいました。 クローズ版でもヌンチャク、カリともに渋い演技をしたイノサントですが、このシーンはカッコいいイノサントがテンコ盛りです。 カッコいいイノサント。職人の技が冴える! また、「レジェンド」にはリーがイノサントにしゃべるシーンが2回出てきますが、しゃべるシーンはそれ以外にも多く、 2階に上がってきたリーがバオで威嚇し、ヌンチャクももったまま以下のようなやりとりがあります(セリフは勝手な想像デス)。 「私たちはある理由があって君を倒して上の階にいかねばならない。悪く思わないでくれ!」 それに対し、肩をすくめバカにしたような表情で(Are you all right better...と同じ表情)、 「なんだかなー。やれるもんならやってみなって。上の階にオマエらは上がれないよ!」 と上階を示しながら話すシーンがありました。 第1回ツアー参加者の方々の間で記憶が人によって違ってたりしたため、「一体本当はどうなんだ?」と騒がれてた イノサント絶命後のシーンですが、私たちが記憶する限り以下の通りです。 ヌンチャクで首絞め→イノサント崩れ落ちる→陳元と田俊に向かって力強く手招き→二人、特に陳元が喜び勇んで ズカズカ歩いてくる→リーの左肩を左手で叩き→バオを地面に投げ捨ててツバを手に「ペッペッ」と吐き→自分一人で 階段を駆け上がっていく→なんだいありゃ?とリー→まあまあお先にどうぞと手を差し出す田俊→しかたなしにリーが ヌンチャクを持ったまま階段へ→田俊棍棒を肩の高さから自然に落とし、リーに続いて上っていく ただし、これには別テイクもあり、その時はバオを自然に手を離して落とすだけでツバは吐かなかったように思います。 いずれにせよまだ2階、最上階までにはまだまだ倒さなきゃいけない敵がいる。 よって何があるかわからない上階に人を先に上らせるという策士として田俊の性格が表されています。 |
●池漢載戦:龍殿 3階に上がった3人は横に並んで、落ち着かない様子。 田俊のアップになり田俊はとなりの陳元に目で「あのカーテンの奥にだれかいるぜ」ということを伝えます。 続いて陳元のアップになり真剣な表情でカーテンの奥を見つめます(この時陳元もカッコイイなあと思いました)。 次になんとカーテンを開けた状態で池漢載が立っています。カーテンを開けるシーンはなぜカットされたのだろう? そして3階独特の赤い照明のスイッチに手を伸ばす....スイッチに手が当たらない、NG!(笑)。 しかもNGを2回もやってました。 まあ見ずにスイッチ押すんだからしゃーないか。 「貴様がどれだけの腕か知らんが....」のセリフだが、クローズ版よりえらく短い、なぜ? また、セリフについては上記のような内容ではなく、 「ここまで上がってきたということは1階にいたはずの私の弟子(黄仁植)を倒したということだな。 私はヤツと同門だがレベルが違う。覚悟しろ!」 てな感じではないかと想像しています。 それを聞いたリーは(アップ)、余裕でヌンチャクを顔の高さに上げ、カランと落とし前に出ようとしますが、 その瞬間に陳元が気合いもろとも走りだします。 虚をつかれアゼンとするリー。ただ、陳元は攻撃をしかけるも軽くかわされ、後ろから「ペシッ」と頭をはたかれ、 腰に手をあてた池漢載に「ハハハッ」と大笑いされます。 池漢載の笑うシーンはこれ以外にも、余裕で腕を組みニヤニヤするものとかもありました。 とにかく池漢載、圧倒的な強さ!陳元は投げられまくり、足払いされまくりです。 池漢載VS陳元でおもしろかったのが、陳元が追いやられ倒され、なんとか立ち上がって構えるのですが、構えながら すぐ横(画面右)にいるリーと田俊に顔を向け、「オイラ、負けちゃうかも....誰か交代しない?」というような表情をするんです。 なぜか「仮面の忍者赤影」の白影さんに似た表情でした(笑)。 リーは特に返事をせず、田俊は冷徹に「ホラ、続けて続けて!」 という感じで手で追い払います。 その反応に落胆するかと思いきや、陳元はウンとうなずくと気合いもろとも池漢載に向かって走り出します。 なんと単純!猪突猛進型!でも憎めない!はっきり言って好きだぁ!! しかし悲しいかな実力の差はいかんともし難く、勢いよく向かっていった陳元は、まるでプロレスの長州力の 「力−ラリアット」のような強烈な当て身技でブッ倒されます。 その後、階段の欄干に座って観戦していたリーと田俊が同時に前に出ますが、「お先にどうぞ」と手を差し出すリーに しかたなくゆっくりと前に歩き出す田俊。 この後「生と死」の映像につながります(二人同時にやられてクルリと倒れるシーン)。 ここでしかたなく歩き出した田俊の背中に向かってリーがニッコリと満面の笑みを見せるのですが、「ドラ道」のレストラン 裏でグンに紹介された時に見せる「あの満面の笑み」とまったく同じです。 この笑顔が死亡遊戯で見れるとは思いませんでした。ちょっとした感動です。 これにも別テイクがあり、田俊が歩き出した後、リーは座りながら親指をチョンチョンさせます。 これは後に出てくるジャバールの指チョンチョンの布石となっているのです(←アホ)。 その後リーVS池漢載となりますが、その中で重要なシーンであり、OKテイクっぽいのに4度も撮り直しているシーンがあります。 田俊が陳元に隙を見て上階に上がれというシーンです。 ボーッと観戦していた田俊ですが、ハッと何かに気づいたような表情を見せます。 すると右(画面左)にいる陳元の肩を抱き、上階を示しながら、「この隙に上階に上がっちまえよ!」と田俊(セリフあり)。 「よっしゃ、まかしとき!」と田俊の肩をたたき、手にツバを吐いて肩をいからせズンズンと歩き出す陳元。 次に画面右手に消えていく陳元を見送る田俊のアップになるのですが、明らかに「策あり」との意図を目に表しニヤリと笑います。 長引くリーVS池漢載戦を見つめながら、以下のようなことを考えていたと類推しています。 「やはり階を上がるごとに強敵がいるようだ (塔に行けと命じた首謀者による隠し撮り映像のイノサントや池漢載vs道着を来た連中との格闘シーン(=野原のシーン)を思い出しながら)。 次の4階には決して屋外に出ることなく隠し撮りもできなかった正体不明の怪物がいるとのこと。 まず陳元を先に行かせて様子をみてやろう。アイツ(陳元)の実力なら怪物にやられてしまうだろうが。」 田俊の予想は見事にあたり、陳元はまもなく上階から投げ落とされてきます。 このシーン「レジェンド」のテイクでは足から落ちてるのでまだマシですが、残りの3テイクは落ちる途中で空中回転しマットに 背中から落ちますので、かなり危険で恐いシーンだと思います。 スタントマンを使っているのかもしれません。 その後、今度は自分の目で怪物を確認したくなったのでしょう、田俊が隙をついて上階に上がっていきます。 (1回池漢載につかまって投げられまくりますが)。 このシーンは「ドラゴン伝説」のスチール写真?に出ているとおりです。 田俊は小走りで階段へ。 |