ジャバールさんのコミックコンベンションのリポート


行って参りましたコミックコンベンション!イヤーびっくりしましたね!
あんなにも香港映画を愛してらっしゃるアメリカ人達が大勢いるとは思わなかったですからねぇ。
というわけで、早速リポートに参ります。
最初に一言なんですが、実は今回のイベント、「燃えドラ」トリオはトークなど全く無く、只のサイン会のようなものでした。
(それでも凄いですが)もう完璧にリンチェイの方がメインでした(何か寂しい・・・)。
で、私は「燃えドラ」トリオの所でそれぞれのサインを頂き、(といってもアメリカではサインは有料です。

ボロ・ヤンがサイン幾つでも5ドル、アーナ・カプリが同じく10ドル、ボブ・ウォールがサイン一つにつき10ドルでした)
写真を撮らせてもらいました。
今回、一番商売っ気を出していたのはボブ・ウォールですが、
「よくぞ!」とも思うくらい商魂たくましかったです。

ふつう、サイン用にスチルをその場で売って、それにサインするという形なのですが、アーナ・カプリがスチル3種類各10ドルづつと控え目だったのに対して、ボブの場合スチルは20種類ほど、値段も8ドルから15ドルと様々で、さらに過去の雑誌の表紙や、スチルのコピー(!)まで1枚3ドルで売り出すわ、”ENTER THEDRAGON”と堂々と書いておきながらオハラの顔がでかくプリントされたTシャツを売ってるわ、おまけにあの映画の衣装の道着蚤ね煮付けていたパッチまで売るわ、という(笑)実にたくましい商魂を見せつけてくれました。

(きっとどこのイベントに行っても同じなんだろーなぁ・・・ 一生それで食ってくつもりか?)
反対に商売っ気全く無しなのがヤン・スエで、売ってるものといえばなんかダサイTシャツのみ、(おかげで何もサインしてもらうものを何も持ってきてなかった人は 隣のブースで「燃えドラ特別編」ポスターを買って、 そこにサインしてもらっていた。

もしかするとそこのブースとの連係プレーだったのかも知れない・・・)
周囲にアプローチしまくっていたボブに対して、ひたすら沈黙を保つ男、ヤン・スエ(笑)
(ま、写真をとるときには少しは笑ってましたけど・・・)
と、アーナ・カプリに関して言えば、「燃えドラ」の頃よりもシワが増えたなー、(そりゃそうだ25年も経つんだもんなー)
というくらいで、はっきり言って変わってません。

(相変わらず露出度の高い服を着てらっしゃいました)逆に言われなければ「この人誰?」って言ってしまうくらい変わったのがボブ・ウォール(笑)でした。
(最初見たとき「ここでスチル売ってる商売人なおっさんは誰?」 って思ってしまいました。
ま、髪は短かったし、私は「死亡遊戯」のあと彼を見て無かったからかも知れませんが・・・)
あ、そうそう、ヤン・スエは全く変わってませんでした!(笑)
筋肉もあのまんまです!(チト老けたかな、ってくらい)

さて、肝心のアーナ・カプリ秘蔵「燃えドラメイキングフィルム」の件ですが、今回見事インタビューに成功致しました!
(パチパチパチ←拍手)質問事項は今回2つにしました。
1.「燃えドラメイキングフィルム」はまだ持っているのか、誰かの手に渡ったのか?
2.まだ持っているのであれば公開する予定はあるのか?
の2つです。で、質問の答えなんですが、
1.「まだ持っています。」
2.「いつの日か分からないですが、必ず(!)公開します!」
という、非常に期待の持てるお答えを頂くことができました。
(快く答えて頂いたアーナ・カプリ女史に感謝!)
できる限り早くその日が訪れん事を祈りましょう!





そんなこんなでサインも頂き、写真も撮って、無事質問も終わりましたので、とりあえず今回のイベントのメインであるジェット・リーの登場までしばらく時間がありました。

そこで、今回のコンベンションに出店している各お店のブースを回ってみることにしましたが、そこで見たものは・・・ これでもか!といわんばかりのブルース・リー・グッズの山!山!山!でした!
(もちろん全部のお店がそういう商品を扱っているわけではないです。
何せ「コミックブック&サイエンスフィクション・コンベンション」ですから。

Tシャツや書籍は言うに及ばず、超レアものと思われる海外版ポスター、さらにはグリーン・ホーネットグッズまで、それこそありとあらゆるグッズがてんこ盛り状態でした!
(しかも結構安かったです。 イタリアかどっかのポスター$40とか。でもやっぱりグリーン・ホーネット物は高いです! ブラックビューティー号のミニカー$250とか・・・ あと、ブルース・リー直筆のサイン入りレシート$900とかもありました)
何かアメリカの底力みたいな物を感じました。
で、まあ、そうこうしているうちに午後2時になりまして、いよいよリンチェイ登場に時間になりました。

今回のコンベンションの会場の一番奥にちょっとしたステージと座席がもうけてありまして、そこがリンチェイのプレゼンの会場だったんですが、エライ混み方をしてまして、改めてアメリカでのジェット・リーならびに香港映画の人気の高さという物を痛感した次第です。

で、まずはじめに「リーサル・ウェポン4」の予告編(最新版)を上映したんですが出演者のクレジットで一番最後に"JET LI"の名前が出るや、それだけでもう満場の大歓声と拍手が巻き起こりました。
そしていよいよジェット・リー登場!もうスタンディング・オベーション状態です(笑)
そのあとは、ジェット・リーへの質問会となりました。

今回のアメリカ進出に向けてリンチェイはだいぶ英語を勉強したんではないでしょうか?
一応通訳の人らしき人物がリンチェイのとなりにいましたが、リンチェイはすべての質問に対して自分で(しかもかなり流暢な)英語で答えておりました。
そのあとはサイン会となったのですが、悲しいことに自分の目の前の列で打ち切りとなってしまい、(リンチェイのスケジュールの問題)私はゲットすることができませんでした(泣)
因に、今回のこのイベントには中村頼永師父も来ていらっしゃっていたようです。
(ヤン・スエのブースのそばにいたおっさんが日本語の雑誌を読んでいて、 ちょいと見せてもらったら「フルコン」新創刊号でした!
で、「この本に載ってる日本人が来てるよ」とそのおっさんが言うので、 「誰なんだ?」と聞いてみたところ、中村頼永師父と判明致しました。
どうやら「燃えドラ」トリオにお会いするために 来ていらっしゃったようですね。
そのあとリンチェイのほうもみておられたようです。)
ただ、お会いすることができなかったのが非常に残念ではあります。
だいたい以上が今回のイベントの全貌です。
また何か質問などがありましたら聞いてください。分かる範囲でお答えさせて頂きます。
それと、今回のイベントは、友だちがデジカメで写真を撮ってくれました。
(1998.7)


NEXT

 TOP/HOME/BACK