ジャバールさんのアーナ・カプリ・フィルムレポート |
ジャバールさんより幻と言われている、アーナ・カプリ所有の8ミリフィルムのレポートをお伝えします。
大変、興味深い内容ですので、皆さんお話しをお聞きしましょう!
今回はビデオ撮影などが厳禁ということで写真が一枚もありませんがその辺はご勘弁下さい。(ジャバールさん談)
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どうも皆さんお久しぶりです。
LA特派員として活動を続けているジャバールです(え?
最近は何もイベントらしいイベントもなくて寂しい思いをしていたんですが
ここにきて寝耳に水の大事件が発生しました。
それは毎月恒例となったコンベンション通いのときの事です。
今月(99年7月)も例によって毎月開催されている
L.A.Sci−Fi And Comic Book Conventionに行ってきたんですけど、
会場に着いて私は目を疑いました。
今回のスペシャルゲストとかが掲載されているチラシが貼ってあるんですが
その中に
「アーナ・カプリの『燃えよドラゴン8mmメイキングフィルム』上映」
が含まれていたんですよ。
(本当はこのフィルム正式名称があるんですが失念しました)
普通は前回のコンベンションで次回予告をキッチリとするのですが、
今回の場合それがなく、いきなり当日に会場で発表になったような形でした。
(電話で問い合わせていれば事前に分かったかもしれませんが)
何でまたいきなり、と思いつつもとりあえず入場、一通りディーラーズルームを物色。
(今回は香港版アクションフィギュアなどを入手)
昼食を手っ取り早く済ませて上映予定時刻の1時半にスクリーンの前に陣取る事にしました。
そして上映開始時刻。
しかしなかなか上映が始まらないんです。
「遅いなぁ〜・・・」
焦る私。
と、そこに司会者らしきオッサンが登場。
「今からレアフィルムを上映します。日本から持ってきた奴です。」
とか言ってるんですよ。
「・・・日本から・・・?」
一体何なんだろうと思ってスクリーンを見ているとそこに映し出されたものは・・・
「ブルース・リーの秘伝・截拳道への道」・・・
○間健かい!(怒
他のギャラリーには珍しい映像だったらしく食い入るように見てましたが
言葉分かってないんだろうなぁ・・・(笑(人の事言えません
おっかしいなぁ〜と思ってさきほどの司会のオッサンに尋ねると
上映時刻が2時半に変更されたとの事。
先に言わんかい!と思いつつ(実は言ってたのかも。聞き取りに自信がないため・・・)
しばらく時間が余ったのでもう少しディーラーズルームを物色する事にしました。
ここで毎回大量購入してすっかりお得意様になってるBLグッズを大量に扱うブースへ。
ココのブースの親父は7歳のときにBLにハマって以来延々とコレクションを続けてるそうで、
とにかく店に出してるグッズの数が半端じゃないんですよ。
以前ここで購入したものとしては
・フランス版ロビーカード「グリーン・ホーネット」
・フランス版ロビーカード「ドラゴンへの道」
・ドイツ版ロビーカード「燃えよドラゴン」
・「グリーン・ホーネット」スチル(アメリカ製)
・ケイブンシャの大百科シリーズ「クンフースター大百科」
・同じく「小林寺拳法入門大百科」
・スペイン製雑誌「BUSHIDO」No,39
・ドイツ製雑誌「KUNG−FU」No,34
などなど・・・
なんか値段は総じて日本より安いような気がしますね。
あと毎回大量に購入するので店の親父が値引きしてくれたり。
今回は
・BRUCE LEE in his greatest movie(「人海孤鴻」本。シンガポール版)
・「ドラゴン危機一発」ドイツ版ポスター
を入手しました。
そうこうしてるうちに時間が迫ってきたので再びスクリーンの方へ。
やっぱり今日会場でこれをはじめて知った人が多かったらしくて
そこまで客の人数が揃わなかったのはあまりにも残念と言わざるを得ないでしょう。
去年の燃えドラトリオのときはメッチャメチャ客が多かったのになぁ。
(ジェット・リーが来たってのもあるかもしれませんが)
しばらく待ってるとアーナ・カプリが登場。場内拍手喝采!
まずはアーナ・カプリから「燃えドラ」撮影時のエピソードなどが語られました。
どっちかって言うと自分中心の話ばっかりでしたけどね(当たり前か
「『燃えよドラゴン』のオファーが来たときは
「ブルース・リー」なんて人物が一体誰なのか、知る由もなかった。
他の共演者もよく知らない人ばっかりだったけど、
撮影地が香港というのにひかれて出演をOKした」
とか、そういう話ばっかりでした(笑
そして遂に、肝心のフィルム上映!(何とワールドプレミア!
月並みな言葉になっちゃいますが、
ハッキリ言ってスゲェ
としか言いようがありません。
時間にして30分くらいだったでしょうか?(よく覚えてないんですが
まだ粗編集だったようで不必要なカットも多く見られましたが、
それでも半分くらいは驚きの連続という感じでした。
とりあえずポイントごとに挙げていくと(順不同です。思い付くままに挙げてみました)
1.成家班のマース(火星)とふざけるブルース
ボロに処刑されるハンの手下役で出演していたマースと
ふざけあっているブルースの映像。
2.上半身裸で腰から下をくねくねさせて踊るブルース
チャチャチャかどうかは不明です(笑
3.カメラに向かってふざけるロバート・クローズ監督、ジム・ケリー、ジョン・サクソン他。
結構みんな撮影中はリラックスしてたっぽいかんじです。
4.野外乱闘シーンで連続蹴りを決めるブルースのNGショット
勢い余ってキック一つ多く出しちゃったりなんかして(笑
そこには敵が誰もいなかったという。
このシーンで改めて思ったんですがやっぱりブルースのキックのスピードは速いです。
一瞬「早回しか!?」と思うくらい速かったんですが、周りの人間の動き見てれば
それくらいは分かりますからね。
ホントにドニー・イェンの映画かと思うくらい速かったです。(笑
5.ボブ・ウォールとスパーリングをするブルース
・・・これが例の「決闘ショット」なんですかね?よく分からないんですが。
ボブにキック入れた直後、ギャラリーに向かって
「冗談だよ」といわんばかりの笑顔を見せたりするんですが
キック入れてる最中は表情がマジです。
6.オハラに金的を決めるカット
2テイク収録。てことは最低2回は金的決められてたって事ですね(笑
7.オハラを蹴りとばすシーン
映画ではスローモーションで使ってたシーンが通常のスピードで収録されてます。
(オハラの胸倉に蹴り入れてギャラリーのとこまでふっとばすカット)
キックマジで入ってます(汗
メチャメチャ痛そうです。
ざっと見所はこんな感じでしょうか?
他にはアーナ・カプリ自身がうつってる映像とか、
ジム・ケリーの口のドアップ(しかも2カット。何故だ!)とか、
今までスチルでしか見れなかったメイキング映像
(ジョン・サクソンやジム・ケリーとストレッチするとことか)
も収録されてました。
これらが「燃えよドラゴン」のサントラに載って流れたんですね。
上映終了後はサクッと解散という形になってしまったので
速攻でアーナ・カプリ本人に質問に行く事にしました。
で、
「あ、去年このフィルムに付いて尋ねた者ですけど・・・」
って言ったら
「ああ、憶えてるわよ。約束はちゃんと果たしたでしょ?」
とのお言葉を頂きました。
憶えててくれたということにまず感動。
そしてきっちりと言葉どおりに上映してくれた事へお礼を述べて、
次回の上映予定とか聞いてみたんですが、チョット先になりそうな雰囲気ですね。
「去年ああいう約束して公開したのが今年だから・・・ね」って言ってましたし。
あと尺ももっと短くするとか言ってました(確かに無駄な映像も多かったです
でもこうやってきっちり公開してくれたと言う事は、
いずれどこかでお目にかかる機会があるってことなので今後期待して損はないと思います。
(いずれビデオ化もするのでは・・・?)
でももっと早く予告しといてくれたらなぁ・・・
もっときっちりメモっといたんですがね・・・
結構うろ覚えのとことかありますが大体こんな感じでした。
もしかするとどこかの劇場で更にプレミア上映とかするかもしれないので
今後の動向にも要注目です。
では今回はこれまで!また次回!(あるのか?
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というジャバールさんの素晴らしいレポートでした。
ほとんど原文のまま掲載させて頂きました、本当にありがとうございました。
1999.7.15UP