老龍さんの香港ツアーリポート


皆さん、待たせ致しました。
香港ツアー前にリポートをお願いした老龍さんよりリポートが届きました。
老龍さん本当にありがとうございました。もう、うれしくて早速掲載させて頂きました。

ツアーに参加されなかった皆さんも、老龍さんのおかげでその気分を少しでも味わいましょう。


7/18。空港に集まった、B・Lファンは、「B・L」Tシャツを着ている人が多く、気合いが入っていました。
この日は、移動のみ。

7/19。午前中は、B・Lの家、G・H社、ラサール・スクール等、ゆかりの場所巡り。
最後に過ごした家は、今もラブホテルでした。(悲しい。)
ガードマンのインド人の人は、仕事熱心で中に入ることはできません。

家の外見は、当時のままだそうです。

 


葬儀を行った「九龍殯儀館」も、当時のままでした。
残念ながら、G・H社内は立ち入り禁止です。
午後になり、李小龍会(香港B・Lファンクラブ)のイベント会場へ行きました。

                 

ロビーカード・ポスター・書籍・サイン等が展示されていました。
また、会員によるお墓参りの映像上映、そして、掲示板で紹介された、CGの上映もありました。

あのCGは、会員の方が作成しているようで、上映されたのは、CGによるアニメーションです!

トラックスーツのヌンチャクシーン、「ドラ道」のトレーニングシーン等、約10分ぐらいだったと思います。
会場では、パンフ・テレカ・Tシャツ・キーホルダー・ポストカード等が販売され、可動式フィギアも2種類ありました。

狭い会場ですから、販売の場所になかなか近づくことができず、詳しいグッズは分かりません。
ただ、グッズリストを会場で配っていましたから、参加者の中で持っている人がいると思います。

  

この日は、夜にTVで「危機一髪」が放映され、この日からだと思いますが、ブルース・リーが出演した映画が、TVで4〜5日間放映されるそうです。
7/20 命日。合掌。
いよいよ、メディア・アジア・グループによる、死亡遊戯の上映日。
司会は、メディア・アジア・グループのベイ・ローガン氏。
彼が、G・H社から破棄寸前の死亡遊戯フィルムを救ったそうです。
ゲストは、「ドラ道」ギャングでボス役だった、ジョン・ベン氏。

彼がこの日の夜に行く、ブルース・リー・カフェを経営しています。
香港に今でも住んでいます。

もう一人は、「燃えドラ」の香港側のカメラマン、ヘンリー・ウォン氏。
お二人への質問コーナーがあり、いろいろ興味深い話を聞くことができましたので、箇条書きで下に書きます。
(現地の人の通訳なので、お互いに理解に苦しむところがありましたので、正確ではありません。)

ジョン・ベン氏、談話。
・始めてあった印象は、やさしい感じがした。
・外国人の出演者とは、スムーズに撮影していた。
・撮影現場で吸っていたタバコを、蹴りで消された。
・亡くなったことを知ったのは、ホテルだった。
・2日間は、ショックだった。
・死因としては、過剰なトレーニングが原因と思う。
・B・Lを記念する場所がないので、自分でカフェを作った。
・B・Lのメルセデスは、マニュアルだった。

 彼は、香港に暮らしており、俳優の他にも仕事をしているそうです。
ポストカードを彼から買って(20HK$)、サインを貰いました。

ヘンリー・ウォン氏、談話。
・「燃えドラ」は、合計10時間、9,000フィートのフィルムを撮影して、アメリカに送った。
・この中には、B・Lが演技指導しているフィルムもある。
・また、B・Lがエキストラの挑戦を受けたシーンもある。
B・Lは数秒で勝利した。当たり前ですね。(撮影したと言っていたと思うのですが・・・。)
・B・Lの死後、数々のフィルムに関する問い合わせがあったが、彼は持っていないそうです。
・B・Lは、とても親切で、いつもいろいろな人を助けていた。・死後25年の年月にも関わらず、人気があることに驚いている。
・カメラアングルの決定は、主にアクションシーンにおいては、B・Lが動きを決めていた。
・鏡のシーンは、撮影が困難だった。・この鏡のシーンで、B・Lがプライベートに撮影したことは無いと思う。
・B・Lのスピードは、速いので3台のカメラを使用していた。カメラスピードは、ノーマルで撮影していた。
・映画は、35mmで撮影した。ただし、ABC・TV局用に16mmで撮影した。
・アクションシーンで、エキストラが笑っているが、B・Lが注意しても、聞いていない者もいた。
(悪ガキがたくさんいたからと、言ってました。)
・B・Lのスタントは、今まで分かっているように、数人いたそうです。

この後、ゲストの紹介があり、それぞれのB・Lに対する思いを言っていました。
香港の俳優(   )等です。(ごめんなさい。興味がないのでメモしてません。)
また、記念テレカのオークション(定価2万円、ジョン・ベン氏落札。bP998の物でした。)、
写真のオークション(ツアー参加者、落札。)等がありました。

次に、B・L物まね大会があり、香港から1人、ツアー参加者から5人が演技が行い、見事、日本人がチャンピオンとなりました。
ここで昼食となりました。
会場でのグッズは、オークションで落札されたテレカセット(8枚ぐらい?)、写真、ロビーカード(8枚セット、約10万円)、
ポスター等が販売されていました。

午後2時頃、待ちに待った「死亡遊戯」未公開映像の上映です。
未編集・無音声の物です。もちろん、撮影・録音は禁止!従って、これから報告するのは、後から思い出して書きましたから、正確ではありません。ごめんなさい。

イノサントとの格闘シーンから、ジャバールまで、各シーンのNGが繰り返されながら、約60分ぐらいの時間でした。
なお、()内は自分の思いこみです。

ストーリー
 ジェームス・ティエン(以下ジェームス。)とイノサントの、カリによる格闘シーン。
床には黒い胴着を着た人物(陳元)が倒れている。
ブルース・リーはいない。
ジェームスが階下に通じる階段に、追いつめられる。 そこに下から階段を上ってきた、ブルース・リーが登場。(俺に任せろ!)
ジェームスに倒れている、陳元を助けさせる。

二人は階段ここでヌンチャク入り袋を、ジェームスに渡す。
付近で待機して、見学している。

ブルース・リーvsイノサント。

イノサントがカリで「タン、タ、タ・・・」のリズムをする。
(クローズ版では、椅子から降りてきてやりますが、既にジェームスと戦っていますから、イノサントの戦い前の儀式みたいなものと思
います。)
ブルース・リーの杖(?)vsイノサントのカリ。
この後、ヌンチャクvsヌンチャク。(ブルース・リーは、ジェームスから袋を受け取り、ヌンチャクを取り出す。)
最後に、イノサントを倒した後で、ブルース・リーが目線を送っていますが、この先には、二人がいます。
(特にヌンチャクシーンにNGが多かった。このシーンは、クローズ版の流れと、ほぼ同じだったと思います。)

 ブルース・リーが勝利の後、3人揃って上の階へ向かう。 
上の階に着くと、白い幕が掛かったベットより、チ・ハンツァイ(以下、池)が登場。勢い良くAが出ていく。
呆気にとられるブルース・リー。仕方なく、ジェームスと下から登ってきた階段で見学している。

 陳元vs池。

陳元が、陶器(?)を置いてある棚に飛ばされたところで、ジェームスと交代。
 結局、ジェームスも倒せず、いよいよブルース・リーvs池。(お前らじゃ、だめだ!)

ジェームスと陳元の二人は、階段付近で見学している。
(ここでのNGシーンでは、ブルース・リーが池を投げ飛ばすNGが多かったと思います。) 
この戦いの途中で、ジェームスと陳元が怪しげな目配せを交わす。(今のうちに、先に上に行こう!。) 

ブルース・リーが上に通じる階段を背に、格闘しているときに、後ろを通って陳元が上に行ってしまう。
ブルース・リーは止めようとするが、行ってしまう。  
気を取り直して、格闘再開するが、途中でジェームスが割り込んで、ブルース・リーは小休止状態。
しかし、結局ブルース・リーが交代するが、この格闘の最中に、上の階からジャバールに倒された陳元が下に落ちてくる。
(階段を滑り落ちるのではなく、上から下に直接、落とされる状況です。
下にマットが敷いてあるのですが、落ちた瞬間にマットがカメラに写るため、NGが多い。)

 更にジェームスも、先に上に登っていく。(ジェームスは、ブルース・リーvs池が格闘している最中に、上に行ってしまいます。)

 ジェームスvsジャバール。背の高さに驚くジェームス。
(ジャバールは、上に着ている服をゆっくり脱ごうとするが、うまく脱げないNGがあり、笑えました。)
(クローズ版で、ブルース・リーvsジャバールの床に、このとき脱いだ服が落ちていました。)
ジャバールの回し蹴り。かろうじて外す、ジェームス。このときジャバールの蹴りは、サンドバッグに当たり、中の砂が下に落ちる。
ジャバールの顔面掴みにあって、ジェームスは倒される。

 下のブルース・リーに、この砂が降りかかり、(砂が降りかかるシーンは、ブルース・リーが池を倒して、柱に寄りかかったときと
思います。)ブルース・リーが上に行く。

(ここのシーンは、顔面掴みの前にブルース・リーに砂が降りかかるシーンとなって、ジェームスが倒されるシーンが入り、ブルース・
リーが上に行ったのか・・・。前後関係が不正確です。)
 
上に行ったブルース・リーが、サンドバッグのそばに立ち、左に目線を送りますが、そこにはジェームスが倒れている。

 ここで未公開シーンは終了です。
印象に残ったことは、三人が塔に入り、順番に各階の相手と格闘することです。
謎の陳元は敵だと思っていたし、またジェームスと陳元は、ブルース・リーとは明らかに中が悪そうです。

 記憶が、あやふやでごめんなさい。
今さらですが、いろいろな疑問が、深まるばかりです。
なぜ三人で塔にいるのか?三人とも服装が違うのはなぜか?
(ブルース・リーはトラックスーツ、陳元は上下黒色の空手着(胴着?)、ジェームスは普段着?)
また、各階での戦いは、三人vs一人ですから、ブルース・リーにとっては、有利すぎるのはなぜか?

--------------------香港ツアーに参加された ま〜ろんさんの補足文です。-----------------------------------

一部、『死亡遊戯』の中での補足と、私の感じ方に違いがありましたので報告します。 
まず、田俊とリ−との仲が良く無い設定は、私も感じました。
イノサント戦前、リ−が袋入りのヌンチャクを田俊に渡そうとした時、田俊は明らかに、嫌な顔し、受け取りませんでした。
変わりに、陳元が受け取りました。
陳元とリ−の関係は、私はそれほど、仲が悪いという印象は受けませんでした。
陳元は、どちらかというと、猪突猛進タイプといった感じがしました。
少し、お調子者? 田俊は、何か企みを持っている様な設定ではないかと思います。
リ−と池漢載との闘いの間に、田俊は陳元をそそのかして、先に上の階に行かせ、陳元が行くと、「ざまーみろ、うまくいった」
みたいな顔をしていました。
そのあとすぐ、階段の上から、陳元が落ちてくるお馴染みのシーンへつながります。
 クローズ版『死亡遊戯』の中の、池漢載は、無表情でしたが、今回の映像の中では、かなり表情豊か?で、笑顔や、
笑い顔(馬鹿笑い)等が観られました。
また、池漢載戦の階のライティングが赤っぽいのは、戦闘開始まえに池漢載が柱にある電気のスイッチを入れていたからでした。
(笑) 陳元と池漢載の闘いを見守る、リ−と田俊。応戦一方の陳元に、思わず飛び出しそうなリ−が、やはり、うずうずしている田俊
と目が合ってしまい、気まずそうに後ろに下がるシーン。(少しお茶目)
その後、田俊にお先にどうぞの合図をするやっぱりお馴染みのシーンへとつながります。 
以上、こんな感じだと思いますが、老龍さんいかがでしょう。


-------------------香港ツアーに参加された、自称「死亡遊戯評論家」の熊の爪さんの補足文です----------

 さて、老龍さんや、ま〜ろんさん、かすおさん、その他大勢の方の香港ツア ー報告には私も感動いたしました。
死亡遊戯の未公開映像上映に関しては、ほと んどが皆さんの報告の通りですが自称・死亡遊戯評論家として私なりの補足及び
考察をさせていただきます。

1.映像はすべてテープカウンター付きで上映されました。
最初にイノサントと 田俊との闘いのシーンから始まったのですが、そのときには既に6分何秒かを指 していました。
と、言うことは少なくとも我々の見た映像はその前にも約6分の 映像があると考えられます。
映像が始まったとき、既に陳元はうつぶせに大の字 状態でダウンしていたので恐らく、その映像は陳元とイノサントの闘いシーンで
しょう(このシーンの一部は「生と死」等の映像で見ることができます)。

2.陳元のダウンしている傍らには丸太が転がっていました。陳元はこの丸太で イノサントに立ち向かったのでしょう。
この丸太については「101匹ドラゴン 大行進」で知野二郎さんが「全長3メートルはある大木」と言っておられました ので私はずっと本当に「大木」というイメージを持っていましたが、実際は全長 約2〜2.5メートル。
直径は約10〜15センチ位のもので大木というよりは 中木というものでした。

3.映像の始まったイノサントと田俊との闘いのシーンのときにはまだ、リーは 登場していません。
当然、陳元の時もいなかったことになります。
老龍さんのレ ポートにも有るようにリーはイノサントと田俊との闘いの最中にバオにヌンチャ ク袋をひっかけて勢いよく登場するので
す(このシーンはクローズ版の通りです )。
そこで疑問ですが何故、リーだけは田俊、陳元に遅れて現れるのでしょう 。
これは恐らく、1階の格闘シーンでリーだけがすぐに上に上がれない理由があ ったのか、2階以降のシーンでもあるように、田俊と陳元がこっそり先に上がっ ていたのかでしょう。
(どうも二人は協力しようというよりも我れ先に財宝の地図 を手に入れようとしているようです)。

4.イノサントとの2階のシーンはどうも武器に対する三人の考え方が映像のテ ーマとして取り扱われているような気がします。
アメリカのボナ・プロダクショ ンのHPには「陳元が丸太を手に入れるのは1階のシーンであり、以後の闘いに 役立つだろうということで2階に持ち上がった。
しかし、結局この丸太はイノサ ントには全然、通用せずリーはこれを皮肉ってイノサントと戦う直前に『このバ オ(竹棒ムチ)は丸太よりも柔軟でより快活的である』というような内容のことを 延々としゃべる」というのが書かれています

(このシーンは「レジェンド」の映像 でも見ることができます)。そしてイノサントをバオとヌンチャクで倒したあと 、リーはバオを預かってもらっていた陳元に「良かったらそのバオを3階に持っ ていけばどうだ」と言うような話をします。
気に入らない陳元は怒ってバオを床 に叩きつけ、さっさと3階に上がって行きます。
更には同じく役に立たなかった 武器(短棒)を持っていた田俊もそれを捨てて3階に上がって行きます。
ところが リーだけは「やれやれ」といった表情で武器(ヌンチャク)を持ったまま3階に上 がって行きます。(結局、使うことは無かったのですが・・・)。う〜ん、奥が深 い。

5.リーと池漢戴が戦っている最中に陳元は4階に上がっていきますが皆さんの ご報告の通り、闘いの最中に4階への階段からものすごい勢いで3階に投げ飛ば されてきます。
この時点で陳元は息絶えるのですが、田俊は恐れずに、またもや 一歩先に4階に上がっていきます。
実はここで映像はリーと池漢戴がまだ戦って いるにもかかわらず4階の田俊とジャバールのシーンへと変わります。
田俊はジ ャバールには全く歯が立たず苦戦を強いられます。

今回の映像公開ではここで終了しますが本来はこの後のシーンとして考えられるのは、まず「レジェンド」にもあるようにリーが池漢
戴との闘いの最中に上から砂が落ちてきて不思議そうに 天井を見上げるのは上の階で田俊とジャバールが激しい闘いを繰り広げ
ている為 なのか、ジャバールのキックで破れたサンドバックの砂が床の透き間から落ちて きたのでしょう。
リーが池漢戴を倒し4階に上がったとき「既に田俊は殺されて いた」というような報告がありますが「レジェンド」等から判断するに実はまだ 、田俊は完全に殺されておらず正確にはリーが4階に上がった瞬間に目の前に青 い影がチラッと飛び交いますが、これが田俊でこの後、床に落下して絶命してい まいます。

6.さて最大の謎である5階のシーンがあったのかどうかということですが、実 はツアーでBruceLee  Factoryの竹田さんに質問したところ、自信満々に「ない 」というご返事を頂きました。
竹田さんの言うことですから恐らく正しいのでし ょうが、どうもあまりにはっきりと「ない」と言われるので「本当はあるんじゃないのかな」という気がします(ごめんなさい。竹田さん・・・)。
ところで一般 的にはこの5階のシーンでは財宝のありかを示した地図がある事になっています が、以下に示すようにいくつかの文献では微妙にその内容が異なります。

 a.ケイブンシャ発行「死亡遊戯」ノベル(エコーブックス)   毘沙門天の像の前に一本の巻物があり、そこには「武林是一家(部門に集う物 は皆友達  であり家族である)」という中国の古い武術家の諺だけが書かれていた。
リーは その巻物  を持って階下に降りる。  

b.ケイブンシャ発行「死亡遊戯」特集本(ヤングアイドル・ナウ特集号)  
 小型の金庫があり、十分くらいダイヤルをいじると簡単に開いた。中には一 枚のマニラ  封筒があり財宝の地図が入っていた。
リーはその封筒を持って階下に降りる。

 c.アメリカのボナ・プロダクションのHP
  棺のサイズのきらびやかに飾られた箱の中に「生というのは死を待つための 過程であ る」と書かれただけの紙片が入っていた。
リーは疲労困憊の表情で階下に降り る(紙片を  持って降りるかどうかは記されてはいない)。
 ところで「レジェンド」の映像ではふらふらになりながら階段を降りていくシ ーンが確認できますが、このときリーの手には巻物も封筒も何も握られてはいません。

個人的に推測するには、やはりcの内容であったのではないかと思われます。
そもそも死亡遊戯のテーマというのは「移り変わる環境に自分を対応させる ことの重要性」であるということなので少し飛躍的な解釈をするならば死という 環境(宿命)には逆らうことはできないのでその過程である生を如何に意義ある時 として過ごすことが人間として大切かということを財宝の地図として表現したか ったのでしょう。

それにしても階下へ降りていくシーンを撮っているのに何故 、5階のシーンを撮っていなかったのかが不思議です。
そんなに手間の掛からな いシーンだと思うんですが・・・。
実は一緒にツアーに行った人で少し興味深い 推測をした人がいました。
その人が推測するには「リーはジャバールを倒した時点で『レジェンド』の映像でも見られるように穴を開けた格子窓から外に向かっ て叫んでいるシーンがある。
あれは地上にいる家族を拉致している相手にむかっ て『もう敵はいないから勝手に上がってきて地図を探せ』と、言っているんだ 。
だからリーは5階には行かずそのまま降りてくる」と言うのです。
案外、そうなのかも知れませんね。

7.さて最後に少しショックな情報ですが「野原のシーンは存在するのか?」と いうことを同じくBruceLee Factoryの竹田さんに質問したところ「確かに実在は したが『レジェンド』制作後ゴールデンハーベストが破棄した」という事なのです。

どうして香港人は今回の未公開映像といい、そんな貴重なフィルムを簡単に捨てようとするのでしょうかね?。

---------------------------------------------------------------------------------

あと、「燃えドラ」のメイキングフィルムは、「BEHIND なんとか」という題名でした。

しかし、ブルース・リーのアクションシーンに対する情熱と思い入れは、非常に強いことが分かりました。
 映像的には、一度ビデオにしてから、プロジェクターで上映されましたので、トラックスーツの色などは良くありません。
しかし、35mmのフィルムは、普通だそうです。最初にも書きましたが、G・H社からメディア・アジア・グループが契約した段階で譲り受けたフィルムには、今回の物が無く、危うく破棄されるところを、ベイ・ローガン氏が見つけたそうです。感謝!

彼のブルース・リーに対する思い入れには、頭が下がります。
なお、予定として今回の映像をビデオ化すると言っていましたが、予定と言うより希望に近いそうです。
また、今回上映された以外のフィルムも、あるそうです。これとは別で新しい「死亡遊戯」を作成中ともいっていましたが・・・。
(ディレクターズ版か?)  

この後、B・Lクイズがあり、広東語・北京語版の予告編の上映。「燃えドラ」メイキングフィルムの上映がありました。
「燃えドラ」メイキング・フィルムは、インタビューが中心で、「死亡遊戯」の映像で興奮状態だったこともあり、特別な印象がありません。(一部にNGシーンがあったとも、思いますが。英語が理解できないこともあります。)

 夜は、ジョン・ボス氏のお店へ行きましたが、狭い店内が、日本人であふれてしまいました。
いろいろと飾ってありましたが・・・。  この日の夜、TVで「レジェンド」が放映されました。
TV放映のCG

その後、香港の李小龍会会員・ベイ・ローガン氏などの、インタビューが放映されました。
CGアニメーションも一部が放映されていました。  
以上、報告第一段です。


以上が老龍さんからのリポートでした。
せっかくのツアーをリポートをお願いしたためにリラックス出来なかったのではと、とても申し訳ありませんでした。
ここに心より感謝致します。


  写真編を見る戻る/ メニュー