AKの
「死亡的遊戯」の感想!

大変、遅ればせながら 「BRUCE LEE in G.O.D死亡遊戯」を観て参りました!
まずは、私たちのような一般人が、このような映像を劇場で見ることの出来た幸せを感謝したいと思います。

G.O.Dの製作者の方々本当にありがとうございました。 

ということで、私が観て感じた事を、ここに書かせていただきます。これは私自身の感想であり、決して作品批判しているものではありません。

また、まだ見ていない方、ネタばれが嫌な方は、これ以降は読まないようお願い致します。


プレミア上映会直後の掲示板でのやり取りがやっと把握できました。
確かに、この映画は賛否両論あると思います。

全体的な流れを見るとどういう映画なのか?説明しづらい映画ですね。

「死亡的遊戯」という映画のみを取り上げてストーリー化するにはかなり難題だったと思います。
ただ、私は過去に批判されていたような我慢の出来ないような映画ではありませんでした。
睡眠を十分とっていたせいか?眠気もなく2回続けて観る事が出来ました。

しかし、役者さんの演技には不満ですね、関係者の方から予算的な事もうかがっていましたが、どの役者さんも魅力があまりありません。
気になったのは、パンフレットに役者さんはデビッド・リーさんだけが載っていましたが、他の方は一体誰なんでしょうか?
もしかして、その辺にいた人を適当に使ったとか?(そんなバカな!)
あの方々のプロフィールも知りかったです。

また、インタビューも、Jティエンや池漢載などあったらもっと、うれしかったですね。
一番この映画の???なところは、断片的に挿入される未公開シーンの数々です。

「死亡的遊戯」の一番のハイライトを先に見せてしまう事が効果的とは私は思えませんでした。
どうしても、それをやるのであれば、すでに公開済みのクローズ版でのカットのみを使っても良かったのではないでしょうか?

そして、格闘シーンです!
さすがに圧巻されました!これは初めて見た人は絶対同じ様になると思います。(香港ツアーは凄かっただろーな!)

しかし、何度も観ていると色々文句を言ってしまいたくなるのが、ファンの嫌なところですね(^^

一つ言わせて!ティエンの棒を廻すシーンはどこに消えちゃったの???

ただ、パンフレットに書いてあった。
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「ブルース・リーの写っているシーンは全て見せよう。」
「ブルース・リー 死亡遊戯で使ったテイクは極力使用しない。」
このコンセプトで完成した・・・・・・中略・・・・・本来ならカットするシーンもあえてギリギリ見せる事で塔での格闘シーンはより緊張感あふれるものとなった。
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この事を考えた時、ファン的には素晴らしいコンセプトだと思いました。
しかし、一般的な映画と考えた時、これではまずいだろう!と思える箇所がいたるところにありました。
全く、編集していないのなら問題ないのですが、一応編集した映画であるならば、カットの入れ替えなどは、した方がいいんじゃないかと思います。
一番、気になったのが障子を破るシーンですね。あの場面は映画の中で、重要なシーンであるのにほとんど未編集状態でした。

あそこは何とかして欲しかったです。

自分的にはこの映画が「レジェンド」の2番煎じでも良かったから過去の作品と(もちろん日本公開版)ひっくるめて死亡的遊戯につなげてもらえばうれしかったのに・・・
と、かなわぬ夢を見たAKでした。

「そんなに偉そうな事言うなら作ってみろ!」と言われれば「すみません」と謝ることしか出来ませんが、自分の「死亡遊戯」の妄想を広げるにはとても楽しい作品でした。

映画を一言で言うなら、全世界のブルース・リーファンに贈られた素晴らしい映画でした。(ただし一般受けはしません)

これが私の素直な感想でした。

(2001.2.8)


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